広島・栗林 史上初!ルーキー五輪戦士 稲葉監督「直球とフォークは五輪でも通用」

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に内定した24選手が16日、都内のホテルで発表された。

 新人で唯一、日の丸のユニホームに袖を通す。広島・栗林良吏投手(24)は、表情を引き締め言葉を紡いだ。「日本の金メダルに貢献できるようにやりたい」。悲願に向け、全身全霊をささげる覚悟だ。

 守護神として開幕から22試合連続無失点の球団記録を樹立した。稲葉監督は「彼の直球とフォークは五輪でも通用する」と期待。修羅場をくぐり抜けてきた強心臓も、負けられない戦いでは大きな強みになる。

 プロ選手の参加が認められた2000年のシドニーからアテネ、北京と続いた大会で、新人選手の代表入りはない。栗林がルーキーとして史上初の五輪戦士だ。

 広島では抑えを務めるが、指揮官は抑えを固定せず相手を見ながら決めていく方針を示した。右腕は「どこでも良い。投げるときに、しっかり抑えたい」と力を込めた。

 これまでの五輪では、女子ソフトボールの金メダル獲得や柔道、水泳などの活躍に刺激を受け、励みにしてきた。本大会が1年延期となったことを受け、自身が自国開催の五輪メンバーに選ばれた。

 「カープでやってきたことを自信に変えて、日本の野球でもしっかり輪には入れるようにやっていきたい」。広島の守護神が大舞台に立つ。

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