広島・鈴木誠 侍4番任せろ!五輪金へ主軸の期待「感動を与えられるようなプレーを」

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に内定した24選手が16日、都内のホテルで発表された。広島からは鈴木誠也外野手(26)をはじめ、会沢翼捕手(33)、菊池涼介内野手(31)、森下暢仁投手(23)、ドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=の球団別で最多となる5選手が選出された。主軸として期待される鈴木誠は国民に感動を与えることを誓った。

 日の丸を背負うことに、自然と背筋が伸びた。鈴木誠は引き締まった表情で「重みもありますし、普段のシーズン中では感じられないプレッシャーを感じられるものになる。自分の野球人としての成長もそうだし、色んなところで成長できる大会になる。頑張りたい」と決意を口にした。

 国際大会の経験は2017年のWBC、19年のプレミア12に続いて3度目。特にプレミア12では全試合で4番を務め、打率、本塁打、打点の3冠でMVPに輝いた。卓越した技術と研ぎ澄まされた集中力。鯉の主砲の存在は、世界の頂点を目指す上で欠かせない。

 出身地で開催される東京五輪への思いもひとしおだ。「応援してくれる方も多い。見に来られるかは分からないが、日本の方々が気持ちの入る大会。何とか感動を与えられるようなプレーをしたい」。国民の期待に応える打撃でチームを勝利に導いていく。

 稲葉監督は今春のキャンプで鈴木誠に4番構想を伝えた。この日の会見でも「プレミア12での勝負強さを、五輪でも発揮してくれることを期待している」と力を込め「このメンバーで、誰がどの打順でどう生きるかは、これから議論していきたい」と話した。

 主軸を担う役割も期待される中、本人は「4番を打てる打者は、たくさんいる。僕は試合に出られたらうれしい。日本を代表する選手がたくさん集まって、その中で試合に出るのはすごく大変だと思う」と客観視。だからこそ「まだシーズンで試合がある。そこで何とか結果を出して、まずは試合に出られるように」と意気込んだ。

 使命感を背負って戦う大舞台。「どの大会も緊張するし、違うプレッシャーが感じられる。楽しみながらやりたい」。そのバットで列島全体を、興奮の渦に巻き込んでいく。

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