広島・森下 いざ虎狩り 12球団唯一防御率0・00得意阪神戦で首位奪取先陣切る

 広島・森下暢仁投手(23)が12日、先発予定の13日・阪神戦(甲子園)で首位奪取の流れを作り出す好投を誓った。開幕から2戦2勝で、15イニング連続無失点で12球団唯一の防御率0・00。阪神戦は通算5試合で4勝無敗の“虎キラー”が首位攻防のカード初戦で、3連勝中の猛虎打線を封じ込める。

 時折笑顔を交えながら、リラックスした表情で汗を流した。森下はマツダスタジアムの投手指名練習で調整を終えると、甲子園での首位攻防戦への意気込みを口にした。

 首位・阪神と2・5ゲーム差の2位。重要なカード初戦を任される右腕は「勢いがあるチームだと思う。ここでしっかりと止められるようにしたい」と闘志を燃やした。

 阪神は3連勝中で、貯金7と乗っている。だが、勢いなら森下も負けていない。4月6日・ヤクルト戦(神宮)ではリーグ一番乗りで完封勝利を挙げ、開幕から2戦2勝。15イニング連続無失点で、12球団唯一の防御率0・00を維持している。

 さらに阪神戦は通算5試合で4勝0敗、防御率1・85。マツダスタジアムで今季初対戦した3月30日も、6回1安打無失点で勝利投手となった。2試合連続で“虎狩り”を果たせば、2戦目以降への流れを生み出すことができる。

 セ・リーグの開幕からの連続イニング無失点記録は、1963年に阪神・中井悦雄がマークした31イニングだ。だが、森下は個人記録に興味を示さない。

 「特に気にすることなく、最少失点で抑えていければいい。点は絶対どこかで取られると思うので、チームが勝てるようにやりたい」と試合作りを最優先に考える。

 この日の練習では1学年下の高橋昂とカーブの握りについて話し合う場面もあった。「(先発した2試合は)四球も結構出している。そこは直していきたい」。テーマはストライク先行。テンポ良い投球でチームを上昇気流に乗せる。

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