広島の佐々岡真司監督（５３）が新春インタビューで勝利への意欲を言葉に変えた。監督就任１年目の昨季は５位。２年連続Ｂクラスの悔しさを晴らし、３年ぶりのＶ奪還を目指すシーズンだ。攻撃では鈴木誠の打順など、今季を戦う上でのキーポイントを明かした。

　－スタメンを今季はどうやって決めるか。

　「ミーティングをして、スコアラーらと状態や相手投手との関係を考え、打撃コーチと話し合って決めるということは変わらない。本来ならどんな投手が来ても固定しておくのが理想ではあるが、レギュラーが決まらないポジションがあるかもしれない。左翼は長野なのか若手が入ってくるのか、一塁は新外国人のクロンがしっかりと長打を打ってくれるのか、松山が意地を見せてくれるのか」

　－鈴木誠を４番に固定する考えは。

　「考え方はいろいろあると思う。今の野球では２、３番に長打を打てる良い打者を並べる時代でもある。誠也を３番に置けば必ず初回に打席が回ってくる。例えばクロンが期待通りの長打を打ってくれればクロンを４番に置き、誠也を３番にという考えもできる。得点するために何がベストかを考えていかなければいけない。キャンプ、オープン戦でいろんな打順を組みながら決めていきたい」

　－勝利への意欲を強く感じる。厳しさを出さないといけない場面が来る時もある。

　「当然、コーチと話をしながら、そのあたりはしっかりとやっていきたい」