広島・会沢、梶谷封じ&井納撃ち誓う 巨人に6年ぶり負け越し…来季は倍返しだ!

 広島の会沢翼捕手(32)が20日、“梶谷封じ&井納撃ち”でのG倒を誓った。国内FA権を行使してDeNAから巨人に移籍した2人には今季、辛酸をなめさせられた。リーグ連覇を果たした巨人からのペナント奪還を目指す来季。チーム一丸で新戦力を攻略し、宿敵から勝利をもぎ取っていく。

 静かな口調の中にも強い思いをにじませた。14年以来6年ぶりに負け越しを喫し、2連覇も許した。会沢が“打倒・巨人”へ言葉を紡いだ。

 「優勝チームに良い選手が入るのは脅威。でも、どの球団もそうだけど上位にいるチームに勝っていかないと上には行けない」

 今オフ巨人はDeNAからFAで梶谷と井納を獲得。来季は2人の攻略が白星をつかみ取るカギとなる。梶谷が今季広島から放った34安打は対5球団で最も多い。「簡単には打ち取れない」。追い込んでも粘られ、最後に甘くなった球を安打された苦い経験が脳裏に浮かぶ。

 井納には今季6勝中3勝を献上。夏場までに3連勝を許した。「すごく良い投手。優勝チームに入るところがやっかい」。今季巨人の総得点はリーグ1位。勝負強さも兼ね備える打線が援軍に回るだけに手ごわさが増す。

 梶谷を抑え、井納を打ち崩した先にあるG倒。それを果たすためにも、来季は自身が正捕手として万全の状態でグラウンドに立つ。今季はコンディション不良もあり、79試合の出場にとどまった。試合数へのこだわりは強く、全試合出場できる体をつくっている。

 「打撃の面で軸となる体幹の部分」と股関節の柔軟性を高めたり強化を目的としたりする練習に励む。来年4月は33歳。「なるべく早い段階のうちから鍛えるじゃないけど」。年齢との戦いも待ち受けるだけに力が入る。

 契約更改後の会見で「一致団結して佐々岡監督を胴上げできるように頑張っていきたい」と言った。覇権奪還へ。扇の要がチームの先頭に立つ。

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