誠也のタイムリー154打席ぶりに出た カープ主砲復調気配…さあ巻き返しだ

 「広島2-5DeNA」(26日、マツダスタジアム)

 華麗にさばいた打球が、野手の間にポトリと落ちた。広島・鈴木誠也外野手(26)にとって8月14日・阪神戦の第1打席以来、36試合154打席ぶりのタイムリーだった。

 初回、田中広の適時三塁打で1点を先制し、なお1死三塁の場面。浜口が投じた初球、真ん中低めに落ちる110キロカーブにバットをうまく合わせ、中前に運んだ。「積極的にいった結果、ランナーをかえすことができて良かった」と振り返った。

 この約1カ月の間に7本塁打を放っていたが、チャンスの場面で凡退するシーンが目立っていた。8月の月間打率は・267とやや低迷。チャンスで働くのが4番の役目だけに、時には感情をあらわにすることもあったが、自分を見失うことはなかった。

 9月13日の阪神戦から8試合連続安打を記録。安打を積み重ね、前夜には7月19日のヤクルト戦以来となる猛打賞をマークするなど、ここに来て復調の気配を見せている。

 チームは逆転負けも主砲の一打に本拠地のファンは沸いた。残り試合は40試合を切った。それでもひとつでも上の順位を目指し、最後まで戦う姿勢が求められる。久々のタイムリーを放ったスラッガーが打線をけん引し、さらなる高みを目指していく。

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