安仁屋氏、不振のK・ジョンソン「2軍で再調整するのも一つの手」フォーム狂い指摘

 「広島1-12巨人」(15日、マツダスタジアム)

 広島のK・ジョンソンが5回5失点で3敗目を喫した。今季4試合に先発して勝ち星なしと苦しんでいる。

 デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「彼の持ち味が完全に消えてしまっている」と心配する。初回からボール先行の投球に「元々は制球力のある投手なのにストライク、ボールがはっきりしていた。途中で雨が降ってくると、マウンドをする気にする素振りを見せ、いつものイライラも顔をのぞかせた。これまで何度も指摘していることだが、もう少し冷静になれないものか」と首をかしげる。

 投球フォームの狂いも指摘した。「気になったのは手投げになっていること。踏み出した右足の歩幅がいい時と比べてほんの少し狭くなっており、突っ立った感じになっている。体全体をしっかり使って投げられない分、手で細工しようとするから、全体的に球が高くなり、低めにいった時は引っかかった感じになってワンバンの球が出てしまう」

 まだシーズンは始まったばかり。チームが浮上するためにも左腕エースの復調は不可欠だ。安仁屋氏は「いい時のビデオを見返して、もう一度、フォームをチェックしてみてはどうか。気分転換も兼ねて思い切って2軍で再調整するのも一つの手だ。今のフォームで投げている限りは今後も同じことの繰り返しになる」と話す。

 捕手が昨季までコンビを組んでいた石原慶から今季は会沢に代わっているが、「それは関係ない。それ以前の問題であって投球フォームの狂いが一番の原因」と安仁屋氏。この日、石原慶が1軍登録を抹消された。信頼する“鯉女房”のアドバイスも受けながら、2軍で出直すにはタイミング的にもいいかもしれない。

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