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広島会沢4年連続護摩行 大僧正から金本&新井超えに太鼓判「前に前に行っている」

 広島・会沢翼捕手(31)が9日、鹿児島市内の最福寺で石原慶幸捕手、小窪哲也内野手、堂林翔太内野手と恒例の護摩行に臨んだ。背番号27は、高野山別格本山「清浄心院」の住職・池口恵観大僧正(83)から荒行へ取り組む姿勢に、かつて護摩行を行ってきた球団OBの金本知憲氏、新井貴浩氏を超えてきていると太鼓判を押された。4位に終わった昨年からの巻き返しへ、V奪回を誓った男がチームを支えていく。

 燃え上がる炎を前に、法衣姿の会沢は自分自身と向き合った。顔をゆがめ、何度もまばたきしながらも、大きな声を張り上げて経を唱え上げた。池口大僧正から「(会沢)翼君が、引っ張っておりました」と言わしめるほど、歯を食いしばり、熱気の中で決意を新たにした。

 護摩行を終えた会沢の顔は赤く染まっていた。「やっぱり熱かったです。何回やってもしんどいです」と言いつつ「自分と向き合える時間でもあるので」と口元を引き締めた。

 苦しい時間だが、17年に初参加して今年で4年連続。池口大僧正が会沢の変化を伝える。「熱いと火に押されて後ろに下がるけど、前に前に行っている」。過去、最福寺で鍛錬を積んだ金本、新井と比較しても「(二人を)超えてきているんじゃないかな」と偉大な二人以上の姿勢に思わず目を細めた。石原とともに授けられた「闘球克巳」という言葉にも、大僧正の熱い思いが込められている。

 高く燃える炎と向き合う時間は、自身の精神を統一し、3月20日に幕を開けるペナントレースへの大事な準備だ。「やっぱり自分の弱い部分が必ず出てくるので、その時にどう向き合うか。一番は自分と闘っていますね」。相手に勝つ前に己に勝つ。約90分の苦行が勝負師としての日々を支えている。

 昨季の悔しさも大きな原動力だ。「家族のこともそうですし、カープのことも僕自身のことも」。意識が遠のくほどの環境でも、チームを思う。「昨年すごく悔しい思いをしたので、今年は絶対優勝するんだという気持ちで、シーズン最初からチーム一丸となって頑張っていきたい」

 昨季はキャリアハイの126試合に出場し、得点圏打率・351はリーグトップ。数字にこだわりつつも扇の要は「後はどれだけ『生きて死ねるか』。どれだけチームバッティングができるかというところだと思うので」と勝利へつながる打撃を求める。「苦しい時がたくさんありますから、シーズンというのは」。すでに心は燃えている。覇権奪回へ、突き進むだけだ。

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