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広輔、定位置再奪取 盟友へ感謝と決意…タナキク“解体”でもカープ引っ張る

 広島の田中広輔内野手(30)が9日、リハビリを行う廿日市市の大野練習場で取材に応じ、菊池涼にエールを送りながら、来季の巻き返しを誓った。球団は前日、メジャー挑戦を希望していた菊池涼の、ポスティングシステムを利用しての移籍を容認。今季も二遊間を組んできた、盟友の新たな船出。来季は「タナキク」コンビが自身1人になる可能性があるが、柱としてチームをけん引していく構えだ。

 秋空の下で、田中広が菊池涼の背中を押した。同学年であり、長きにわたって二遊間を組んできた間柄だ。盟友が抱いてきたメジャー挑戦という夢の扉をノックしてから一日。素直な気持ちを言葉に変えた。

 「メジャーのステージに立ってほしい。楽しみだし応援したい」

 入団年こそ違うが、共に1989年世代。昨季までのリーグ3連覇はもちろん、これまで何度もあうんの呼吸でチームの勝利に貢献してきた。

 昨季は自身初となるゴールデングラブ賞を受賞。7年連続7度目の同賞に輝いた名手と初めて同時受賞した。名実共に球界を代表する二遊間になった。「成長できたのはキクのおかげ。同級生だし、色んなことを言ってくれた」。感謝の思いは尽きることがない。

 移籍となれば「タナキク」は解体される。来季は自身が先頭に立ち、チームをけん引する覚悟だ。今季は97試合で打率・193、27打点、8盗塁。連続フルイニング出場は635試合で止まり8月末には「右膝半月板部分切除手術」を受けた。

 術後2カ月以上が経過し、練習項目は着実に増えている。この日は、大野練習場に隣接するグラウンドで、「100%の力」で30メートルダッシュ。室内ではノックを受けた。その後はトス打撃とカーブマシンを相手に約40分、バットを振った。

 打撃練習では特に下半身を意識する。「もう一度、下(半身)を使って。痛みはない」。ノックで左右へ振られる動きは問題なく、「走ることもスムーズ」と軽快な足取りで患部が順調に回復していることをうかがわせた。

 2月1日から春季キャンプが始まる。佐々岡新監督は「競争」を合言葉に臨む構えだ。今季、同じ遊撃では小園の台頭があった。田中広は、万全の状態で臨める見通しが立っている。

 膝回りや体幹強化など地道なトレーニングにより、肉体はさらに強くなった。「ケガをする前より、良い動きができるイメージはできている」。たくましさを増した背番号「2」の力強い言葉は、頼もしかった。

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