侍・鈴木 吉田輝撃ちで輝いた“つなぎの4番” フルスイングで豪快トドメ2ラン

 「練習試合、日本ハム0-7侍ジャパン」(25日、サンマリンスタジアム宮崎)

 11月開催の国際大会「プレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」が25日、日本ハムと練習試合(サンマリン宮崎)を行った。初の4番に入った広島の鈴木誠也外野手(25)は、吉田輝から本塁打を放つなど2安打2打点。守備でも補殺も記録して好調をアピールした。

 高々と舞い上がった鈴木の打球は、右翼から左翼へと吹く風にも乗って左翼ポール際に落ちた。侍ジャパンでの4番初本塁打。5000人が集まったスタンドも大喜びだ。

 場面は最終回となる七回2死から山田が安打と盗塁で作った好機。鈴木の頭には「後ろへつなぐこと」しかなかった。しかし、吉田輝の1ボールからの2球目。139キロの直球が甘く入ると逃しはしなかった。フルスイングで2ランにしてみせた。

 両軍無得点で迎えた四回には先頭で安打を放ち、吉田の先制打につなげた。「たくさんいい打者がいるんで、とにかく塁に出ることを心掛けている。つなぐ意識です」と“つなぎの4番”を強調した。

 球場を後にしたのは、この日も一番最後。チーム唯一となる3日連続の居残り特打。その後も近藤とウエートルームにこもった。「これが自分のペースなんで、体調を見ながらこれからも続けていきたい」と気負いはない。

 4番に指名した稲葉監督は「打撃練習からいい打撃をしていたので、そういう意味でもしっかりと結果を残すという。さすがですね」と思わず笑顔を見せた。26日のオリックス戦では新たな打順を試すが、4番は固定する。世界一へ導く日本の4番は鈴木で決まりだ。

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