床田 肉体改造じゃ!今季7勝も「何が足りないか分かった」4年目へ足固め

 広島・床田寛樹投手(24)が23日、来季1年間ローテで戦い抜くための「肉体改造計画」を明かした。今季は7勝を挙げるなどチームに貢献したが、体力面の足りなさも痛感。今後はウエートトレを主に体を強化していく。己と向き合い、充実の時を刻む。

 床田は真っすぐ前を見て、やるべきことを明確に示した。17年に受けた左肘のトミー・ジョン手術から復活し、初めてフルで駆け抜けた3年目シーズン。「今年1軍で投げさせてもらって、何が足りないか分かったと思う」とうなずき、肉体改造で己の体をいじめ抜く考えを明かした。

 「しんどいですけど、ウエートとランニングの両方、特にウエートですかね。(体が)1年間持たなかった。この秋しっかり頑張って、ちょっとでも長く(シーズン中の)トレーニングを落とさずにできるようにしたい」

 今季は開幕ローテに入り、3、4月で4勝を挙げるなど7勝6敗で防御率2・96。規定投球回まで3回1/3届かなかったが、確かな存在感を示した。それでも「途中から疲れが出て(登板までの)メニューをこなせないことが多かった」と振り返る。夏場には2軍降格もあった。1年間ローテで安定した仕事を果たす難しさや、体力面の足りなさを痛感した。

 特に下半身を強化ポイントに挙げる中、まずは柔軟性から身につける。体が硬いことでスクワットのメニューができないなど、可能なウエートトレが限られていた。「ストレッチとかの柔軟をちゃんとして、できる種目が増えれば、伸びしろも、やることも多くなると思う」と見据えた。

 現状取り組む種目にもより力を注ぐ。「ちょっとでも重いのを持って可動域を出す。そうすれば柔軟も出てくると思うので、重いものをやれる範囲でやろうと思います」。ウエートトレを着実に進め「体脂肪を落として筋肉を増やしたい」と現在23%の体脂肪を減らしていく考えだ。

 秋季キャンプにも参加予定の左腕。現状では紅白戦に登板しない予定だが「できることをやろうと思います」と力を込めた。「まずはローテーションを取るところから始める」。ドラフト1位で投手の森下(明大)が指名され、ローテを争うライバルも増える。心身ともにさらにたくましくなり、プロ4年目へと向かう。

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