菊池涼 巨人追撃を諦めない 4年連続2桁弾!奮闘4安打
「広島7-8巨人」(12日、マツダスタジアム)
悔しい敗戦となっても、広島・菊池涼は次戦へ光を差す結果を残した。4-6で迎えた四回2死走者なしでの打席。田口の初球112キロスライダーを振り抜き、本拠地の左翼席へ突き刺した。1点差に迫るソロ。「積極的にいきました」と4年連続6度目の2桁本塁打に到達し、今季2度目の4安打もマークした。
0-4の一回無死一塁では三塁内野安打でその後の得点に結び付け、1-6の三回無死二塁では左翼線への適時二塁打。3点を追う八回1死走者なしではバウンドが高く跳ね、三塁手・増田大の頭上を越える左翼線への二塁打をマークした。あと三塁打が出ればサイクル安打という奮闘ぶりで、最後まで諦めない姿勢を見せた。
この日は9連戦の7戦目かつ大阪からの移動日試合だった。「ケガをされても困る」(迎打撃コーチ)と疲労を考慮され、会沢とともに試合前練習での打撃ローテに入らず調整。最善の準備で首位との一戦に臨んでいた。
ここまで2試合をのぞいたチーム最多の107試合にスタメン出場している、不動の2番打者。逆転Vを果たすため、チームに欠かせない存在として攻守で仕事を全うし続ける。