ドラ1・小園5戦連続スタメン中 「勝つために使っている」東出コーチ期待

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(19)=報徳学園=が22日、“左腕撃ち”に意欲を示した。23日からの中日3連戦(マツダ)は初戦・大野雄、3戦目・ロメロと左腕2人が先発予定。ここまで対左投手は9打数無安打と苦戦中だが、課題を克服し、さらなるレベルアップを目指す。

 ルーキー小園が左腕撃ちに挑む。ここまで対左投手は9打数ノーヒットだが、「苦手という感じではない。それ以前に自分のスイングができていない」と自己分析。大野雄との初対戦へ「出させていただけたらいい経験。すごいピッチャーから1本でも多くヒットを打てるように、練習から試合を想定してやりたい」と意気込んだ。

 これまで左腕はDeNA・浜口、巨人・今村らと対戦。周囲から「伸び上がっている」と指摘を受け、「映像と自分の感覚も違う。軌道に合わせていくからこすったような(打撃になっていた)」と気づいた。練習では実戦の打席をイメージして取り組み、「偶然ヒットになっても仕方ない。しっかりとしたスイングでたたきたい」と力を込めた。

 後半戦から1軍再昇格を果たし、16日・DeNA戦から5試合連続スタメン出場中だ。首脳陣の期待も大きく、東出打撃コーチは「育てるために使っていない。勝つために使っている。打ちそうな感じがあるから出ている」と期待を込める。

 6月はマツダスタジアムで4失策したが、前カード巨人3連戦は無失策。21日の試合では三塁後方の飛球を好捕するなど、守備面でも成長を見せている。定位置確保へ、黄金ルーキーの挑戦は続く。

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