大瀬良から再奪首じゃ “三度目の正直”でDe今永に投げ勝つ

 広島・大瀬良大地投手(28)が27日、横浜スタジアムで行われた全体練習に参加。リーグ戦再開初戦(DeNA戦)の先発を任される右腕は、相手先発・今永に投げ勝つ決意を示した。今永とは今季2度投げ合い、0勝1敗。“三度目の正直”で、チームの交流戦最下位からの巻き返しへ弾みをつける。

 リーグ戦再開を翌日に控えた敵地。大瀬良は自覚と責任感を持ちながら黙々と汗を流した。「(初戦を任されるのは)意気に感じるし、やってやるぞと思う。大事な試合なので、とにかく一生懸命投げてチームが勝てるように頑張りたい」。先発を任される28日・DeNA戦へ意気込み、好投手・今永との投げ合いに気合を込めた。

 「素晴らしい成績を残してきている選手。当然1点の重みは大きくなってくる。そういった選手に負けないようにやっていきたい。チームスポーツだけど、いい成績を残せるようにやっていきたい」

 大瀬良は今季DeNA戦で2試合に先発。いずれも相手先発は今永だった。1戦目の4月12日は6回4失点で黒星。2戦目の4月19日は7回1失点で、チームは勝利を飾ったが大瀬良に白星は付かなかった。今永はリーグトップの防御率2・11で自身も同3位の2・27。右腕が話すように1点の重みを胸に、3度目の勝負に臨む。

 この日は球宴の選手間投票が発表され、2位・今永に53票差をつけてファン投票に続きセ・リーグ投手部門で選出された。「今永君も、他の素晴らしい選手もたくさんいる中でどこをそんなに高く評価してくれてるのか不思議なぐらい。でも票を入れてくれるのはうれしいし、自信にしたい」。その名誉に、ふさわしい投球を示す。

 中8日での登板。前回の反省も糧とする。19日・ロッテ戦では自己ワーストの4被弾、七回途中6失点で黒星。「甘い球で打たれる確率が高くなっている。球の高さや打者の特長を考えた中で失投を少なくしていくことができれば、本塁打もなくなっていくと思う」と力を込めた。

 交流戦は5勝12敗1分けで最下位に低迷。リーグ順位は2位で、首位・巨人を1ゲーム差で追う。「1イニング目、1人目は特に乗っていくには大事。変に意識することはないけど、いい形で入るようにそういったところをきっちり抑えられるように」と大瀬良。エースがチーム“再奪首”への足掛かりを作る。

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