カープの4番!誠也は頼もしいん打 初回に先制V撃、再び三冠

 「阪神1-5広島」(19日、甲子園球場)

 広島・鈴木誠也外野手(24)が1打席目から4番の働きだ。初回、1死一、二塁から秋山のスライダーを右中間へはじき返した。打球は右中間を真っ二つ。チームに3試合連続の先制点をもたらし「いい先制点になって良かったです。甘い球が来たので、打ちに行きました」と振り返った。

 この日1安打2打点で再び打率、本塁打、打点でリーグトップに立ち、初の三冠王を狙える位置にいるが、鈴木は自然体だ。打席の中では「ミスしないこと」を心掛ける。快音を奏で続けても「一発で仕留められていないことの方が多い」と反省を欠かさない。「そのために努力して打席に入っています」とまるで慢心はない。

 今季は171打席に立って併殺打はゼロ。コンディションの良さに加えて、東出打撃コーチは「右に打てるようになったから」と説明する。1打席目の二塁打も右方向の打球。プロ7年目。飽くなき向上心を持つ4番はまだまだ進化の途中だ。

 頼もしい4番に導かれるように、打線は効果的に得点を重ねた。2試合ぶりの2桁安打を記録し、緒方監督は「先制、中押しと昨日に続いてね」と評価。迎打撃コーチも「初回は狙い球を一発で仕留められていた。1スイングで仕留められる確率が高くなっている」と手応えを示した。首位浮上はもう目の前。絶好調な打線を引っ張る鈴木は「また明日から頑張ります」と引き締めて、帰りのバスに乗り込んだ。

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