丸、王氏に並ぶ史上4位の130四球で球団記録更新 出塁率・468でタイトル確定

 「広島3-4DeNA」(7日、マツダスタジアム)

 球団史に名前を刻んだ。広島・丸が3四球を選んでシーズン四球を130に伸ばし、01年の金本知憲の持つ球団記録(128)を塗り替えた。歴代でも67年の王貞治に並ぶ4位だ。視界に入っていた本塁打王こそ逃したが、出塁率もトップの・468でタイトル獲得が決定的。「年間通してある程度、自分の考えを整理しながら打席に入れた」とうなずいた。

 リーグ最終戦はトップタイの39本塁打で迎えた。初回、空振り三振に倒れた後、四回は2死走者なしで四球を選んだ。五、七回は2打席連続の申告敬遠。五回に本塁打王を争うソトに40号が飛び出した直後だっただけに、スタンドからはブーイングが沸き起こった。

 結局、2打数無安打で初のキングは手にできなかったが、試合後は涼しい顔だった。「悔しさはない。もともと取れるとは思っていなかった。純粋にいいスイングをしようという形で入っている」。迷いなく打席に立ち続け、確かな技術で本塁打や出塁率の数字を積み上げてきた。

 17日から始まるCSファイナルSへ向けて今後も気の抜けない日々が続く。「CSは戦い方が違ってくるので、難しいところもある。今までやってきたことを信じて準備していきたい」。34年ぶりの日本一へ、頼れる3番打者がポストシーズンでもチームをけん引していく。

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