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天谷、引退会見&セレモニー万感9度舞い!さらば永遠の野球小僧!

 「広島0-4巨人」(4日、マツダスタジアム)

 広島・天谷宗一郎外野手(34)が引退試合に臨んだ。「1番・中堅」でスタメン出場し、初回の中堅の守備で好捕を披露。その裏の現役最後の打席は捕ゴロに倒れ、二回の守備から野間と交代した。試合後は引退セレモニーが実施され、ナインに胴上げされた「背番号49」が17年間の現役生活にピリオドを打った。

 雨上がりのマツダスタジアムで天谷が瞳を潤ませた。試合後の引退セレモニー。マウンド付近に設置されたマイクの前に立ち、まず松田オーナー、球団へ感謝。そして「久しぶりにマツダスタジアムに立って、チームメート、ファンの皆さんの姿を見て本当に夢、希望があふれた素晴らしい球場だと改めて思いました」とファンへ最後のあいさつをした。

 天谷らしくグラウンドを去った。この夜は緒方監督から「自分で花を咲かせてみろ!」と激励され、「1番・中堅」で先発出場。プレーボール直後、いきなり見せ場が訪れた。坂本勇の後方を襲った打球に背走して好捕。「イージーな打球だけど、緊張していた」。背番号49の全盛期を知るスタンドが沸き返った。

 初回の打席は初球のスライダーを見逃し、2球目のスライダーを空振り。最後はカットボールにバットを当て捕ゴロに倒れた。事前に真剣勝負を伝えられており、「真っすぐだけより良かった。ありがたかった。No.1ピッチャーと対戦できたので捕ゴロは僕らしいですね」と笑った。

 チームの低迷期を支え、プロ17年間を全力で駆け抜けてきた。福井商から2001年度ドラフト9巡目で入団。「最初の3年が勝負」と覚悟を決め、08年には自己最多135試合に出場。10年8月22日の横浜戦ではマツダスタジアムの右中間フェンスによじ登って、本塁打性の打球をキャッチした。試合前の引退会見では「その時の自分にありがとうと言いたい」と懐かしんだ。

 今季は巨人・亀井の合同自主トレに参加。「打てないことには生き残れない」と勝負師から代打の極意を学んでシーズンに臨んでいた。しかし同じ左打ちの外野手である丸、野間が離脱時も1軍に呼ばれず「今年が潮時なのかな」とユニホームを脱ぐ決断を下した。

 最後はナインの手によって、9度宙を舞った。涙については「僕も人の子ですから。緊張したけど、楽しかったです」と照れ笑い。最愛の妻、愛娘2人に見守られて、大好きな野球に別れを告げた。

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