西川 レギュラー奪取へ課題の守備漬け 200球の反復練習

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 広島の西川龍馬内野手(23)が26日、全体練習終了後に50分の特守に励んだ。三塁で1人、高ヘッドコーチのノックを受け続けた。打撃は定評があり課題は守備。正確性を高めるため、初心に戻り基本を徹底した。

 ほぼ正面の打球を丁寧に捕球し、ステップを踏んで一塁へ投げる。約200球の反復練習だ。「しっかりと取り組むことができた。すごく良い練習になりました」。充実感を漂わせグラウンドを後にした。

 24日の楽天とのオープン戦ではスタメン出場し2失策。いずれも失点の引き金となった。この日のシート打撃では守備に専念し、一度も打席に立つことはなかった。「その意味を受け止めている」と唇を結んだ。

 安部らと三塁の定位置を争う立場だ。「打撃は誰もが認めるところ。守れるようになればレギュラーが近づく」と玉木内野守備走塁コーチ。安定感を高めていく日々は続く。

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