緒方監督、来季開幕投手は白紙「全員に期待、実績だけでは決めない」

 広島の選手、家族、スタッフらが7日午後、優勝旅行先のハワイから広島空港着のチャーター機で帰国した。緒方孝市監督(48)は「いい骨休めになった」と5泊7日のバカンスを振り返ると、来季の開幕投手争いについて言及。来年3月30日・中日戦(マツダ)の先発マウンドには誰が上がるのか。「自分は全員に期待している。実績だけで決めようとは思っていない。チームの方針は競争」と高らかにゴングを鳴らした。

 2年連続で開幕投手を務めたジョンソンが今季6勝と落ち込み、来季の開幕投手争いは混沌(こんとん)とした状況だ。すでに野村は「やりたい。目指したい」と立候補。今季は先発の柱として奮闘し、自覚も備わっている。

 3年目でブレークを果たした薮田も、CSファイナルS初戦の先発を任されるなど候補の一人だ。3年ぶり2桁勝利をマークした大瀬良、自己最多の12勝を挙げた岡田にもチャンスはある。

 開幕投手を決める上で判断材料となるのは投球内容だ。結果だけに左右されず本質を見抜く。指揮官は「キャンプから結果だけではなくて、内容もアピールした中で最終的なところ(で判断する)。明言はしない」と開幕ギリギリまで見極める方針を示した。

 球団史上初のリーグ3連覇へ、来季に向けてのキーワードも「競争」だ。すでに4番争いについても鈴木、松山、新井らの名前を挙げて競争を明言。来春のキャンプで繰り広げられる先発ローテ争いももちろん競争だ。開幕投手争いも例外ではない。レベルの高いチーム内競争の中で柱を見定める。

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