カープ年の差21歳のベテランと若手が決めた!延長十回に新井と坂倉が適時打
「DeNA1-5広島」(30日、横浜スタジアム)
広島が年の差21歳のベテラン新井貴浩内野手とドラフト4位ルーキー・坂倉将吾捕手の一打で延長戦を制した。
延長十回、1死一、二塁から代打・新井が左中間に2点適時二塁打。なおも2死満塁から途中出場の坂倉が、プロ初安打初打点となる中前2点適時打を放ち一挙4点を奪った。
ヒーローインタビューは決勝打の40歳・新井ではなくダメ押しの一打を放った19歳・坂倉が受けた。
プロ3試合、4打席目で初安打初打点を記録した坂倉は「試合に勝ったことが一番の喜びです。結果を気にせずしっかり振っていこうと思って、追い込まれたんで必死に行こう思った」とカウント2-2からの低めの変化球を中前へ運んだ。「先輩方が祝福してくれて首脳陣がおめでとうと言ってくれた」と笑顔を見せた。
1年目の今季は2軍で規定打席に達し、ウエスタン・リーグ2位の打率・298を記録。優勝が決まって1軍に昇格、出場3試合、プロ4打席目で初安打の記念球は「マネジャーの方が持っていると思います」と話した。常勝チームに咲いた新顔は「まずはチームが勝てるように貢献できるプレーヤー。勝てるキャッチャーになっていきたい」と前をみつめた。