堂林“雨らめし”堂珍に笑顔届けられず

 「広島(降雨ノーゲーム)ヤクルト」(3日、マツダ)

 “カープミュージシャン”堂珍嘉邦(35)に笑顔を届けることはできなかった。広島・堂林が好機で凡退。唇をかみしめた。

 2‐0の初回2死一、二塁。フルカウントから左腕・中沢の膝元への123キロのスライダーにバットは空を切った。「四球を選べればよかったんだけど」。二回開始前に雨脚が強まり、試合は降雨ノーゲーム。記録には残らないが、悔しさが残った。

 この試合から登場曲を変更した。堂珍が堂林のために書き下ろした「Fly away」だ。デイリースポーツ正月企画「堂×堂対談」(1月4日紙面)がきっかけとなり制作された。

 サビには「It’s show time」という言葉が使われている。「翔太という名前の韻を踏んだ。打球が風にも乗って勢いよく飛んでいってほしい」と堂珍。ファンを魅了し、勝利を呼び込む一打を‐。そんな思いが込められた。

 試合前には同曲が収録されたCDを手渡され激励を受けた。「歌詞が自分に沿ったものになっていてうれしい」と感謝した。

 前日2日には今季初安打となるサヨナラ本塁打を放った。「打撃は悪くない」。連日の早出特打で状態は上向きだ。

 自分だけの応援ソング。大きな力に変えチームをさらに上昇気流に乗せる。

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