広島が3発杉内KO、Gは優勝持ち越し
「巨人4‐7広島」(21日、東京ド)
広島が効果的な3発と前田健の力投で、2009年以来、4年ぶりとなるカード4連勝。借金を「2」まで戻した。
0‐0で迎えた四回、キラの左前適時打で先制し、なおも広瀬の左翼越え9号3ランでこの回一挙4点。六回には菊池の10号ソロ、梵も6号ソロを放ち、さらに小窪の適時二塁打で決定的な3点を追加した。
前田健は五回まで無安打投球。六回先頭の立岡に右前打を許したが、長野を併殺に仕留め、6回1安打無失点で悠々ハーラートップの15勝目を挙げた。
ヒーローインタビューを受けた広瀬は「エースのマエケンが投げる試合で追加点が取れれば、マエケンもまた頑張ってくれるのでつなぐ気持ちでいきました。甘い球を捕らえられてよかったです」と笑みを浮かべた。
デーゲームで2位・阪神が引き分けたため、勝つか引き分けが優勝への条件だった巨人は、杉内が序盤3回をパーフェクトも、四回四球から崩れ、結局、3発被弾して6回7失点でKO。
前田健降板後の八回、ボウカーの13号3ランなどで4点を返したが、遅きに失し、優勝は22日以降に持ち越された。