広島が逆転勝ち!岩本が勝ち越し打

7回、右前へ勝ち越しタイムリーを放つ代打・岩本(撮影・棚橋慶太)
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 「広島3‐1阪神」(19日、マツダ)

 広島が逆転勝ち。3カード連続の勝ち越しで、初のクライマックスシリーズ出場にまた一歩前進した。

 1点を追う二回1死二塁で、梵が中前に同点適時打。1‐1の七回1死二塁では、代打・岩本が放った打球が一塁手前でイレギュラーバウンドし、右前に達する勝ち越し適時打となった。さらに捕逸、四球で1死一、三塁とし、菊池の中犠飛でさらに1点を追加した。

 先発のバリントンは7回を4安打1失点に抑えて、2年ぶりの2桁勝利。八回は永川勝が抑え、九回はミコライオが24セーブ目で締めた。

 阪神は逆転負けで、7カード連続の負け越し。力投したスタンリッジを打線が援護できなかった。

 試合後のお立ち台にはバリントン、ミコライオ、岩本の3人が上がった。バリントンは「(二塁の)菊池がいいプレーで何度も助けてくれた。効果的に点が入っていいゲームだった。やはり10勝は格別にうれしい」。ミコライオは「ファンの皆さんが後押しをしてくれているので、いいゲームができている」とファンへの感謝を述べ、岩本が「残り少ないのでチーム一丸となって一戦一戦、戦っていきたいと思います」と声を弾ませると、スタンドは大きな歓声に包まれた。

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