バリ幸運星!代打送られた後に逆転

 「DeNA4-6広島」(17日、横浜)

 転がり込んできた白星だった。広島先発のバリントンは、5回4失点で代打を送られたが、二回の自らの2点打に、六回の代打・岩本の逆転2ランなど打線の援護で6勝目を挙げることができた。

 初回に1点を先制された直後の二回、1死二、三塁の好機で打席に入った。初球をたたくと、打球は前進守備の三遊間を破り、逆転の2点適時打となった。「自分もバットを持っている。うまく抜けてくれたよ」と、今季4安打目は貴重な一打となった。

 投球は苦しかった。1点リードの四回にモーガン、ブランコに連打を浴び、荒波の左犠飛で同点に追い付かれた。五回には先頭の黒羽根の安打をきっかけに山崎に左越え勝ち越し二塁打を許すなど2失点。「先頭打者を出してしまい、追い込んでから打たれてしまった」と反省の言葉が口をついた。

 来日3年目で初の開幕投手を務めた今季前半、好投しても援護に恵まれず勝てなかった日々が続いた。そんな時も「先発として試合を作る仕事ができているから」と言い聞かせ、投げ続けた。球宴後は序盤で失点を重ねるケースが目立つが、8月に入ってからは打線の援護もあり連勝と巡りが良くなっている。

 前日は練習終了後にスタンドのファンにサインのサービスもした舶来右腕。鯉党の応援を背に3位争いは続くが「どのチームよりカープが一番いい野球をやっている」と胸を張った。

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