【糸井嘉男氏の眼】際立ったソフトバンクの強さ 山本祐が古巣相手になおさら燃えた日本シリーズ
「SMBC日本シリーズ2026・第4戦、ソフトバンク4-2DeNA」(28日、みずほペイペイドーム)
パ・リーグ3連覇のソフトバンクが4勝無敗で日本シリーズ連覇を達成した。日本一は直近10年で6度目、前身の南海・ダイエー時代を含めて通算13度目、西武(西鉄時代含め)と並びパ・リーグ最多となった。小久保裕紀監督は就任3年目で2度目の頂点。最高殊勲選手(MVP)にはソフトバンクの正木智也外野手(26)。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏が、「他チームとの差に表れた」強さの要因を分析した。
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ソフトバンクの強さが際立つ日本シリーズとなりました。レギュラー陣では、MVPに輝いた正木選手ら若手が躍動していますし、中堅、ベテランとバランスが良い。
控えの戦力層も厚い。2戦目の山川選手の代打ホームラン、3戦目のイヒネ選手の好走塁は、その象徴的なシーンです。それぞれが自分の役割を理解してプレーできていますし、後から出てくる選手の力の差が、他チームとの差に表れていると言っていいでしょう。
4戦目は、2点を追う四回に山本祐選手の意地を見ました。2死二塁から4番・栗原選手が申告敬遠された後、右の平良投手から同点打を放った場面。パ・リーグ2冠王で、左打者ということもあって、DeNAベンチは確率を考えての策だったのでしょう。
ただ、このシリーズで山本祐選手はよく振れていました。古巣が相手となれば、なおさら燃えるものです。続くギータ(柳田)もさすがです。それまで苦しめられてきたDeNAの守備シフトを打ち破る勝ち越し打。ここぞの場面で打つのがギータです。
