西武・中村剛 自身10度目サヨナラ「経験者が引っ張って」43歳代打で決めた劇的勝利 本拠地CSへ2位死守

 「西武5-4ロッテ」(26日、ベルーナドーム)

 本拠地でのCS開催へ、執念を見せた。2点差の九回に4連打で試合をひっくり返し、2位を死守。代打で試合を決めた43歳の西武・中村剛は「経験者が引っ張って、いい戦いができればいい」。しびれる場面を何度もくぐり抜けてきた百戦錬磨の大ベテランは、泰然としていた。

 無死一、二塁から石井の2点適時三塁打で同点に。勝負を託された中村剛は、横山の内角直球を三塁線へ思い切り引っ張った。「みんながつないで、石井一成が同点タイムリーを打ってくれたんで。僕の当たりはあんまり良くなかったんですけど、うまいこといいところに飛んでくれたと思います」。三塁・寺地のグラブをはじき、昨年4月27日のオリックス戦以来となる、自身10度目のサヨナラ打。ファンの大歓声を浴びた。

 ベンチから祝福の水を持ってチームメートが駆け寄ってくる。22日にインフルエンザから復帰したばかりで「水は浴びたくなかった」とヒーローは逃げ回ったが、最後はずぶぬれに。嫌がりながらも、表情には充実の笑顔が浮かんだ。

 この日、54歳の誕生日を迎えた西口監督は「何でもいいから、どういう形でもいいから、中村で決めてくれって思っていました」と笑顔。チームの連敗は3で止まり、残るは5試合。総力戦で2位を守り、CSへ。指揮官にバースデー白星を届けた中村剛は「最後まで諦めず、1勝のために貪欲に戦っていく」と気を引き締めた。

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