張本勲さんが死去 日本唯一の3000安打達成者 球界の御意見番「喝!」「あっぱれ!」で人気に プロ野球名球会が発表
プロ野球の東映(現日本ハム)、巨人、ロッテで活躍した張本勲さんが死去したことが10日、分かった。86歳だった。「9月9日午前にご逝去されました」と日本プロ野球名球会が発表した。
1959年に東映フライヤーズに入団。ルーキーイヤーは同期の巨人・王貞治に大差をつけ、打率・275、13本塁打で新人王に輝いた。広角打法の先駆者として2年目に3割到達、3年目の61年には打率・336で首位打者を獲得。67年から70年は4年連続首位打者となった。
75年には長嶋茂雄監督の希望で、巨人へ移籍。親友の王とのOH砲として、第一期長嶋政権で2度のリーグ制覇に貢献した。
「安打製造機」の異名を取り、プロ野球唯一の3000本安打を達成。通算成績は2752試合、打率・319、504本塁打、1676打点、319盗塁、3085安打。首位打者は4年連続を含む7度(イチローと並び日本タイ記録)。神様・川上、天才・長嶋の6回をしのいだ。
幼少期に利き腕を含む右半身を大やけどして左に転向。プロ入り後はこのハンディを克服しようと左打者の引き腕である右腕の強化に励んだことも、左右に打ち分ける技術習得に結びついた。
引退後は野球解説者としても、人気を集めた。TBS系「サンデーモーニング」では野球を含めたスポーツ界の御意見番として、「喝!」や「あっぱれ!」のセリフが定着。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで物議を醸すことも多かったが、名物コーナーとなった。21年12月に番組卒業後も、度々ゲストで出演した。
張本氏は7月27日に東京ドームで行われた「サントリードリームマッチ2026」に出場。モルツ球団のGMとして、代打で打席に立った。また8月2日に放送されたTBS「サンデーモーニング」にも出演。阪神・佐藤輝明内野手の三冠王の可能性について「80%くらいはあるんじゃないでしょうか」と語っていた。
