巨人・松本 移籍後初アーチ 7月最後に七夕の願いかなう 777日ぶりの一発「最後に出てよかった」

 「巨人6-0DeNA」(31日、東京ドーム)

 七夕の願いは、ちゃんと届いていた。

 “ホームランを打てますように-”

 巨人・松本剛外野手が短冊に込めた思いは結実し、自身の力でかなえていく。待望の移籍1号だ。「今日が7月最後だなと思っていた。最後に出てよかったです」。本拠地の大歓声の中、最高の笑顔で駆け抜けた。

 まさに、後半戦のGO砲だ。初回1死で打席に入ると、2-2からの6球目を振り抜いた。願いを乗せた打球は一直線に左翼席まで伸びて着弾。24年6月14日の巨人戦以来、777日ぶりのアーチに「いい番号。いいことある」と笑う。ただ、「何か恥ずかしいけどね。そんなに打ってないのかって」と頭をかいた。

 この3連戦では「JORDAN BRAND」とコラボした特別ユニホームを着用。デザインの核となるバンダナ柄は、それぞれが違う模様になっている唯一無二の“戦闘服”で、松本も「ジョーダンパワーが宿りました」とうなずく。個性が光る中、橋上監督代行は「将棋で言うと飛車もあれば、桂馬も香車も金も銀も。そういった役割は必要」と強調する。個々の結集体で挑む強さが今の巨人の武器だ。

 「僕は『歩』じゃないですかね。一歩一歩コツコツ前に進んでいくんで」と松本。そこに派手さはない。積み重ねこそが、願いを現実にした松本の流儀だ。

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