オールスター史上最長イニングの試合は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回はオールスター史上最長イニングの試合を取り上げる。
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1952年のオールスターは、西宮球場での第1戦が2日間続けて中止となり、ようやく7月3日に行われた。なおこの年、長嶋茂雄と野村克也はまだ高校2年生。王貞治は小学6年生という時代だ。
午後2時6分に試合が始まった。全セは四回表、川上哲治(巨人)と藤村富美男(阪神)がニューベリー(阪急)に連続タイムリーを浴びせ、2点を先制した。六回裏に全パは、蔭山和夫(南海)が金田正一(国鉄)から2ランを放って追いついた。
ここから試合は、完全な膠着(こうちゃく)状態に入る。散発的に安打や四球こそ出るものの、得点には至らない。両軍とも追加点はなく、スコアボードにはひたすら0のみが並んでゆく。試合は2-2で引き分けとなった。延長イニングは、実に21回に及んだ。
1950年にセントラルとパシフィックの2リーグが発足し、両軍にはライバル意識が満ちていた。お祭りムードの現在の球宴とは全く異なる真剣勝負に、2万3139人のファンが酔いしれた。
なお公式戦の最長イニングは、1リーグ時代の42年5月24日の大洋(現DeNAとは別球団)-名古屋(現中日)の28回。延長に関する現行の規定が大幅に変わることは考えにくく、これらの記録は永遠に残るに違いない。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え…1952年第1戦の21回
