日本ハム・新庄監督 信じた奈良間&水谷で逆転星「1試合勝つのは大変」連敗3でストップ
「日本ハム5-3西武」(18日、エスコンフィールド)
漏れた言葉に実感がこもった。「1試合勝つのは大変ですね」。日本ハム・新庄監督はグッタリとした様子で苦笑した。重苦しい展開からの逆転勝ち。何とか連敗を3で止め、珍しく嘆息して「ああ、よかった」とつぶやいた。
選手を信じた采配が苦境を打破した。2点を先制された直後の六回。無死一、二塁の好機で奈良間大己内野手にバントさせず、そのまま打たせた。好調の伏兵は、反撃の投手強襲適時打。さらに2死満塁で、5試合ぶりに1番に入った水谷瞬外野手が158キロの直球を右中間に逆転適時二塁打。そろって期待にしっかり応えてみせた。
指揮官は、奈良間を打たせた理由を「めちゃくちゃ迷いましたよ。けど、次はやってくれるという期待を込めて『打て』と」と説明。不振に苦しんできた水谷に対しても「ああやって真っすぐ一本で張ったら捉えられる」と力を疑わなかった。
寄せられた信頼に「本当にうれしかった」と奈良間。水谷も「数字が残っていないのに主軸になる打順を打たせていただいて、感謝しかない」と、意気に感じて結果を出した。
試合前の練習中、新庄監督は報道陣に歩み寄り「20年前の今日、俺、引退発表して(2006年は)日本一になれた。今日、引退発表しようかな(笑)。そしたら日本一になれる?」と“ドッキリ発言”。連敗を止めた試合後は「あ~、冗談。懐かしいなと思って」と笑って振り返った。思い出深い4月18日に挙げた勝利から、反転攻勢が始まる。
