ヤクルト・池山監督 采配ズバリ!8番・伊藤が逆転2ラン 監督1勝目「いやあ、しびれるね」

 「DeNA2-3ヤクルト」(27日、横浜スタジアム)

 表情に安堵(あんど)の色をにじませ、ベンチでナインとハイタッチをした。1軍で指揮を執り初めてつかんだ1勝の重みを感じた。ウイニングボールを渡されたヤクルト・池山監督は「いやあ、しびれるね」と声を震わせた。

 抜てきした伏兵が期待に応えた。「8番・二塁」で開幕スタメンに起用した伊藤だ。1点を追う二回1死三塁の場面で東から左翼席に逆転の1号2ランをたたき込んだ。伊藤は「アピールしないといけない立場」と奮起した。将の就任当初から「ダイヤモンドは白紙」と激しい野手のレギュラー争いをさせ、戦力の底上げを図ったことが功を奏した。

 開幕戦の緊迫した空気が指揮官の歌声で変わった。試合前のミーティングで訓示をした池山監督が「緊張をほぐしたい」と告白し、ヤクルト飲料を手で掲げ突然、歌い出した。「新し~い朝が来た。希望の朝~だ♪」。60歳の美声が響いた。ヤクルト本社のテレビCMで流れる「ラジオ体操の歌」。異例の熱唱に爆笑が起こり、士気は一気に高まった。

 試合後は「みんな緊張していると思って、自分も緊張しているから和ませようかなと思って」と笑った。「私も含めて声を出して、みんなで盛り上げて。うまくいかない時もあると思うんですけど、前を向いて、しっかり進んでいきたい」。昨季は最下位の挑戦者。全員が一丸になって戦い、頂を目指す。

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