侍ジャパン・小園 遊撃に加え三塁&二塁も!合宿初日いきなり複数ポジション 万能侍で貢献「全部、準備していきます」
「侍ジャパン強化合宿」(14日、宮崎)
3月に開かれるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を目指す日本代表の強化合宿が14日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で始まった。広島から唯一選出された小園海斗内野手(25)は本職の遊撃に加え三塁、二塁でもノックを受けた。複数ポジションを守れる選手は世界一を目指すチームに欠かせない。“万能侍”として全力を尽くし、勝利に貢献していく。
軽快な動きだった。小園がしっかりとグラウンドを蹴る。確実にグラブに打球を収め、送球は鋭い。どこを守っても、高いレベルでこなせるのが強み。強化合宿初日から“万能侍”としての存在感を示した。
「(守る位置も)全部、準備していきます」。力強い言葉だった。
投内連係とその後のノックは源田と並んで遊撃へ。二遊間の併殺プレーでの動きなどを確認した。打撃練習後の守備練習では佐藤輝と三塁を守った。最後は牧と一緒に、二塁で打球を追った。
「教えてもらおうかなと思います」。逆シングルで捕球するときのグラブの出し方などを牧と話す場面があった。スピード感が増す国際大会。積極的な情報交換で細部にまでこだわり、確実性を高める構えだ。
日本代表では一塁以外を守った経験がある。カープでも昨季は二塁、三塁、遊撃で守備に就いた。限られたメンバーで戦う短期決戦。複数のポジションを守れる小園は大きな武器になる。
オフから今大会を見据え、最速で仕上げてきた打撃は、丁寧に打ち返す姿が印象的だった。森下と同組だったフリー打撃は31スイングし、柵越え1本。中堅から左翼方向を意識した打球も多かった。
「(状態は)普通ですね。良いとも言えないですけど、ここから上げていく感じです」
そう言ったものの、日南キャンプの紅白戦では2試合で計6打席に立ち、4打数3安打1打点。甘い球を確実に捉えたり、左中間を破る三塁打を放ったりと、仕上がりは順調そのものだ。
練習前の円陣では、巨人やヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏から激励を受けた。「『僕も日本の国民として一生懸命応援しているよ』と言われたので、うれしかった」。気持ちを新たに、世界一を誓った瞬間だ。
ティー打撃では侍ジャパンをイメージさせるような、青色のバットで振り込んだ。照れ隠しをしながら「ただ、調子に乗っているだけ」とにっこりだ。今大会出場を熱望してきた。思いの強さが道具にも表れていた。
「粘り強くやっていきたいし、(スタメンで)出るとか出ないとか関係なく、頑張りたい」。その青い情熱を胸に、大舞台を戦い抜く。
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