三嶋一輝が引退「濃く、長かった」DeNA一筋13年 黄色靱帯骨化症から23年奇跡の復活 3月14日に引退セレモニー
DeNAは17日、昨季まで球団一筋でプレーして退団した三嶋一輝投手(35)が現役を引退すると発表した。2022年に胸椎黄色靱帯骨化症の手術を受け、翌年に復帰を果たした。球団を通じ「先発、中継ぎ、抑え、そして難病も経験した。さまざまなことを学ばせていただき、とても濃く、長かったと感じる13年間でした」などとコメントした。
戦い続けた三嶋が悩んだ末に決断を下した。試練が襲ったのは22年1月。歩くこともつらく、足は上がらない。投げるたびに嘔吐(おうと)した。診断結果は国指定の難病。医師から「競技復帰は難しいだろう」と告げられた。同8月には約5時間半の手術を受けた。
「諦めそうになった日はない。これからの選手たちのために頑張っていた」。奇跡の復活は23年。お立ち台から見た景色は、今も三嶋の宝物だ。
DeNAから用意されたポストに感謝しつつも、今後は球団を離れ、自身の経験を伝えていく機会を探していく。
「野球一つでしか生きてきていないけど、だからこそ伝えられることもある」
3月14日に横浜スタジアムで行われるソフトバンクとのオープン戦で引退セレモニーを実施する予定。最後まで現役続行を模索し、心は揺れ動いた。その強い意志は、戦う場所を変えても熱く燃え続ける。
◆三嶋 一輝(みしま・かずき)1990年5月7日生まれ、35歳。福岡県出身。175センチ、80キロ。右投げ両打ち。投手。福岡工、法大を経て2012年度ドラフト2位でDeNA入団。プロ1年目の13年に6勝をマーク。14年に開幕投手を務める。19年に71試合で23ホールドポイント。22年8月に国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化切除術」を受けた。NPB通算373試合で37勝34敗42セーブ56ホールド、防御率4・47。





