巨人 前楽天ハワード獲得へ 最速158キロ本格派右腕 今オフ3人目の外国人先発投手

 巨人が来季の新外国人として前楽天のスペンサー・ハワード投手(29)を獲得することが30日、分かった。懸案だった先発陣の強化へ、今オフはフォレスト・ウィットリー投手(28)、ブライアン・マタ投手(26)に続く3人目の外国人先発投手の獲得となった。

 ハワードは身長190センチで最速158キロの直球とスライダーが武器の本格派右腕。2017年に米大リーグのドラフト2巡目でフィリーズへ入団し、20年にメジャーデビュー。ジャイアンツ、ガーディアンズなどを渡り歩きメジャー通算47試合登板で4勝13敗、防御率7.00の成績を残した。

 今季から加入した楽天では腰の張りで開幕2軍スタート。度重なる故障で1軍登板はわずか9試合も5勝1敗、防御率2.22と実力の片りんを見せた。シーズン後に楽天を自由契約となったが、安定した投球を評価した巨人が獲得に至った。

 今季3位に終わった巨人はエース・戸郷の不調や、シーズン後半に井上、赤星らの故障離脱で先発陣の駒不足を露呈。オフにはグリフィンが退団するなど、先発投手の補強は急務となっていた。

 今秋ドラフトでは1位の竹丸(鷺宮製作所)ら3人の即戦力投手を上位指名。さらにウィットリー、マタと新外国人投手を獲得してきたが、日本球界を知るハワードの加入で、先発陣の厚みがさらに増す形となった。

 ◆スペンサー・ハワード(Spencer Howard)1996年7月28日生まれ、29歳。米カリフォルニア州出身。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。投手。2017年に米大リーグのドラフトでフィリーズから2巡目(全体45位)指名。ジャイアンツ、ガーディアンズなどを経て25年に楽天入り。メジャー通算47試合(先発32試合)で4勝13敗、防御率7.00。19年の国際大会「プレミア12」米国代表。

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