ロッテ・井上「関西には帰らない覚悟」阪神から現ドラ移籍 大山からのエール励みにレギュラー獲り&2桁本塁打宣言

 阪神から現役ドラフトでロッテ入りした井上広大外野手(24)が17日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。「もう関西には帰らない覚悟」と決意表明し、レギュラー獲りと2桁本塁打を宣言。阪神・大山悠輔内野手(30)からエールを受けたことも明かし、その言葉を励みに飛躍を誓った。背番号は「39」に決まった。

 縁のない関東、千葉の地で、井上は誓った。「もう関西には帰らない覚悟で、この地に来ました。プラスにしたいですし、かといってタイガースでやってきたことは無駄じゃないと思うので、それを生かしてこっちで成功したいです」。並々ならぬ決意を表明した。

 移籍が決まって、阪神のチームメートから言葉を受けた。「一番びっくりしたのは、大山さんから連絡が来て。『ユニホームは違うけど一緒にお互い頑張ろう』っていう言葉をかけてもらった」。雲の上の存在からの言葉。「シーズン中は絡むことが少ないというか…。励みにもなりましたし、頑張っていこうっていう気持ちにもなりました」と振り返った。

 6年間在籍した阪神では素質開花に至らなかった。通算45試合に出場し、打率・189、3本塁打、16打点。今季は出場1試合で3打数無安打に終わった。オフはDeNA・牧と恒例の合同自主トレを行う。「打撃の考え方、どういう気持ちで打席に立っているか、そういうこと全て聞いていきたい」。貪欲に吸収する思いだ。

 球団は秘めた長打力を期待する。「全方向、センター、ライトにも長打が打てるところが強み。引っ張りだけにこだわらず逆方向というところも見てほしい」とセールスポイントを揚げた。そして来季の目標として「1年間1軍で戦います」と言い切り、「2桁本塁打は打ちたい」と掲げた。

 交流戦では古巣との対戦もある。「結果を出して交流戦でタイガースと試合をできる立ち位置に自分がいられるようにやっていきたい」。かつての仲間の前で、美しい放物線を披露する。

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