阪神・井上がロッテ移籍「初ホームランの歓声忘れられない」交流戦で恩返し弾だ サブロー監督「大いに期待」

 阪神の井上広大外野手(24)が9日、現役ドラフトでロッテへの移籍が決まった。球団を通じて、「阪神に入団し6年、球団関係者の方々には感謝しかありません。阪神の選手として思うように結果を残せませんでした」とコメント。未完の大砲がチームを去る。

 井上は履正社高から2019年度ドラフト2位で阪神に入団。長距離砲が不在だったチームにおいて、大きな希望だった。なかなか結果を残せず苦しんだ中、5年目の24年8月28日・DeNA戦(横浜)で念願のプロ初本塁打をマーク。「初ホームランを打ったときの、あの歓声は今でも忘れられません」と振り返った。

 今季は左翼のレギュラー候補として期待されたが、1軍ではわずか1試合の出場にとどまった。飛躍のシーズンにしたかったが、厳しい結果に終わっていた。竹内球団副本部長は「環境を変えることで、頑張ってもらえるんじゃないかな」と期待を込めた。

 来季は新天地での戦いになる。井上は「心機一転、ラストチャンスだと思って、結果にこだわって頑張ります」と気合十分。ロッテのサブロー新監督も球団を通じて、「パンチ力のある選手。長打はウチに足りない部分でもあるので、大いに期待をしています」とコメントを寄せた。

 「交流戦でお会いできることを楽しみにしています」と恩返し弾を狙う井上。リーグも変え、気持ち新たに、千葉の地で大暴れする。

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