DeNA・藤浪 来季開幕2カード目の阪神戦急浮上!先発専念で初対決へ 独走許さない「これだけ差が開くチームじゃない」
DeNAの藤浪晋太郎投手(31)が8日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の8000万円でサインした(金額は推定)。移籍2年目の来季は先発に専念すると明かし、「180イニングは投げたい」と宣言した。来季は開幕2カード目が阪神戦(京セラ)。ローテ入りすれば、今季独走Vを許した古巣との初対戦が実現する可能性もある。強敵の打倒へ向けて、先発の柱を担う決意を示した。
藤浪は冷静に移籍1年目を振り返った。「途中からの加入だったのでバタバタした面はあったんですけど、最後の方はあまり貢献できなかった。その辺は悔しいシーズンだった」。7月に米球界から3年ぶりに、NPB復帰してDeNAに入団。6試合で1勝、防御率4・09だった。CSでは救援起用に備えたものの登板機会はなく、じくじたる思いをにじませた。
来季は先発に専念する。本人の希望と球団の方針が合致した形だが、こだわるのは投球回数。「200イニングと言いたいところなんですけど、現代野球ではなかなか厳しい。180くらいを目標にして、それくらい投げられれば、いい数字もついてくる」と具体的な目標を描いた。先発陣はケイ、バウアーがチームを去り、ジャクソンも退団の可能性があるだけに、ローテの柱となる覚悟はできている。
チームは今季2位ながら、優勝した阪神に13ゲーム離された。「これだけ差が開くようなチームじゃない。ちょっとした勢いとか、ちょっとしたこと、流れだとかそういうことだと思う」と自チームを藤浪なりに分析。「スタートダッシュを切るのは大事」とシーズン序盤からの滑り出しへ、そのピースとなる。
来季は開幕2カード目は阪神戦だ。ローテ入りすれば、今季は一度もなかった古巣との対戦も視野に入る。「投げられればいいなとは思います」とクールに対応。おのずと注目が集まるであろう来季へ、口元を引き締めた。
