西武にFA移籍の桑原がDeNAで異例の退団会見 自ら希望「感謝の気持ち伝えたかった」これからもガッツマン貫く
DeNAから海外FA権を行使し、西武に移籍することが決まった桑原将志外野手(32)が2日、神奈川・横浜市の球団事務所で退団会見に出席した。
ダークグレーのスーツに身を包み、神妙な面持ちで会見場に登場した。退団会見が設定されるのは異例のケースだが、自身の希望もあり実施された。「会見を通して、これまで支えてくださった関係者の方々、ファンの方々もいますし、自分の感謝の気持ちを伝えたい思い、このような場を設けていただきました」と話した。
福知山成美高(京都)から、2011年度ドラフト4位で入団。DeNAが親会社となった初年度から残る最後の選手だった。チームの顔のひとりだったが、「環境を変えて、そこで今まで培ってきたもの、試すのもそうですし、成長したいという思いがあり、決断に至りました。野球人生、あと何年あるか分からない」と新たに挑戦する道を選択した。
闘志あふれるプレースタイルで、チームをけん引。愛称は“ハマのガッツマン”。そのワードは応援歌の中にも登場する。「ガッツマンというフレーズが僕の野球人生を後押し、作り上げてきたと心の底から思いますし、自分のプレースタイルだなと思う。ファンの皆さんに成長させていただいた」と呼びかけた。
新天地へ向けて、「今まで培ってきたものを精いっぱい出せればと思います。僕は僕らしく、精いっぱい全力でプレーすること、僕はそれしかできない。ファンの皆さんを喜ばせたい」と語った桑原。「誰しもが華のある選手になりたいと思うものだと思いますが、いかんせん、不器用なので、必死に頑張るというか僕自身は大事だと思う。僕はそうでなくてはならないと思っている。そこが変わったらユニホーム脱ぐしかない」とこれからもガッツマンであり続ける。




