引退の巨人・長野はいい指導者になれる 名伯楽・内田順三氏も驚いた気配りエピソード 「経験と人柄、人の痛みも分かる」

 巨人・長野久義外野手(40)が14日に会見を開き、現役引退を表明。今後は大学院に進学し、コーチのマネジメントを勉強する考えも明かした。16年に巨人の1軍打撃コーチとして指導にも携わった内田順三氏(デイリースポーツ・ウェブ評論家)は人柄の良さに触れ、「いいコーチになれる」と太鼓判を押した。

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 引退セレモニーを固辞して、CSも全て終わって発表するところが彼らしいよね。彼の一番の良さは、ファンに愛される選手だったということ。とにかく人柄がいい。誰に対しても、うまくいかない時でも態度が変わらなかった。自分のことよりチーム、他の人を気にかける男だよね。

 打撃スタイルは決め打ちが多く、技術的には前で拾うタイプだったが、一発もあったし、走攻守が揃った万能選手だった。日本ハムとロッテの指名を拒否し、25歳で巨人に入団。プレッシャーは相当あったと思うが、2年目で首位打者も取った。普通ならプレッシャーに負けてもおかしくはなかったが、それだけレベルが高く、メンタルも強い選手だったということだよね。

 人柄の良さに触れたのはある年の宮崎キャンプ、俺が声をかけて何人かの選手とサウナに行ったことがある。治療を兼ねていたけど、皆で疲れを取ろうと長野も含めて7、8人はいたかな。帰りに食事にも行ったんだけど、俺が途中にトイレに立つと、長野が先に精算を済ませていた。気配りがすごいとは聞いていたけど、驚いたよね。

 カープに行ったことも大きな経験になっただろう。しかも当時は緒方監督が率いて3連覇をした直後。カープのシステムも巨人とは違うところがあるし、いろいろ勉強になったんじゃないか。そうやって積み重ねたものがあるから、今年のファームでも後輩にいろいろと助言していると思う。

 今後はどういうポジションに就くのかなと思っていたが、大学院に行くということ。ここまで野球一本できたから、さまざまな情報を吸収していくことは非常に大事だ。今は、野球界にもアナリストが増えてきているが、同じように大学院でスポーツ科学を学んだ指導者もいる。長野は人の痛みも分かるし、強制するような性格でもないから、いいコーチになれると思う。まずは、ご苦労さんということを伝えたいね。

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