ドラ1候補の花園大・藤原 ラスト登板でアピール成功3回1安打0封 スカウト11球団32人熱視線 

 「京滋大学野球、仏教大2-1花園大」(14日、カローラ滋賀はちまんスタジアム)

 今秋ドラフト上位候補で最速156キロ右腕の花園大・藤原聡大投手(4年・水口)が先発し、3回1安打無失点と好投した。ネット裏には11球団32人のスカウトが集結し西のドラフト戦線の目玉であることを物語った。

 大学最後となったマウンドで遺憾なく実力を発揮した。この日最速は場内のスピードガンで155キロを記録し、いとも簡単に150キロを連発。カットボール、スプリットも駆使して3三振を奪い「やれることは出し切った。あとはいい縁に恵まれるように待ちます」と充実感をにじませた。

 阪神は畑山統括スカウトなど4人態勢で視察し、オリックス、巨人は5人態勢で熱視線。ドラフトまで10日を切った中で各球団の幹部クラスが球場に足を運び、藤原の一挙手一投足を目に焼き付けた。ソフトバンクの永井スカウト部長は「上位候補になってくる。(他球団は)1位を含めた評価をしているのではないか」と話した。

 今秋に評価を急上昇させ、アピールに成功した藤原。「不安とドキドキと楽しみが入り交じっています」と運命の日を心待ちにした。

 ◇藤原 聡大(ふじわら・そうた)2003年11月20日生まれ、21歳。三重県伊賀市出身。177センチ、75キロ。右投げ右打ち、投手。玉滝小1年時に阿山ブルーファイヤーズで野球を始め、阿山中では甲賀リトルシニアでプレー。水口では1年秋からベンチ入りし遊撃手を務めたが、3年春から投手に転向。花園大では1年春からベンチ入り。リーグ通算20勝5敗。

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