巨人 引退決断の長野久義が会見「若い選手に託して引退することを決めました」事前に坂本だけに明かしていた決断 2軍生活で若手とプレー「そろそろかなと思った自分がいた」
巨人・長野久義外野手(40)が14日、都内のホテルで引退会見を行った。引退を決断しこの日、正式発表となっていた。スーツに身を包んだベテランは神妙な表情を浮かべながら会見に臨んだ。
CSファイナルS前日でもあり「私事でお集まりいただきありがとうございます」と感謝。「ファームですごす時間が長かった。若い選手とプレーしてそろそろかなと思った自分がいました。まだまだやりたい思いも多少あったんですけど、若い選手に託して引退することを決めました」と明かした。選手では坂本にだけ話していたことも明かした。
長野は日大4年時の2006年度ドラフトで巨人入団を希望しながら日本ハムの4巡目指名を受けて入団拒否。社会人・ホンダでさらなる成長を遂げた08年度ドラフトはロッテに2位指名されたが再び拒否した。三度目の正直となった09年度ドラフトで巨人からの1位指名を受けてプロ入りした。
巨人では新人王や首位打者、最多安打といった数々の個人タイトルに輝き、12年には巨人の日本一にも貢献。その後は巨人がFAで獲得した丸の人的補償により広島に移籍した。23年に巨人へ復帰し代打の切り札として奮闘した。12日のCSファーストS・DeNA戦(横浜)ではベンチ入りとなったが、出場機会はなくチームもCS敗退。「個人的には残念な、チームとしてもすごい悔しいシーズンだった」と厳しい表情を浮かべた。
巨人で、そして4年間在籍した広島で、選手やファンの誰からも愛されてきた「チョーさん」が、16年間の現役生活に別れを告げてユニホームを脱ぐ。





