大阪桐蔭 2年ぶり13度目V 4番・谷渕が大暴れ2安打4打点
「秋季高校野球大阪大会・決勝、大阪桐蔭9-8近大付」(12日、GOSANDO南港野球場)
大阪大会の決勝がGOSANDO南港野球場で行われ、大阪桐蔭が9-8で近大付を下し、2023年以来2年ぶり13度目の優勝を果たした。春夏甲子園出場を逃した前チームでの悔しさを糧に、打ち勝つ野球で頂点をつかんだ。3位決定戦は金光大阪が太成学院高に3-1で勝利して近畿大会に駒を進めた。
4番のバットがチームを救った。1点を追う八回1死一、二塁。大阪桐蔭・谷渕瑛仁内野手(2年)が左中間への逆転2点適時二塁打を放った。一振りで試合をひっくり返し、二塁上で堂々と胸を張った。
1点を追う五回1死一、三塁でも左中間への2点適時二塁打を放つなど2安打4打点と大暴れ。「ランナーがいたら自分のバットで返す」と打線の中心に座る自覚をにじませ、勝負強さを発揮した。前チームは今秋ドラフト候補の森、中野のWエースを擁しながら春夏ともに甲子園出場ならず。その反省を生かすべく、谷渕は「打撃で勝つチームを目指している」と強打のスタイル構築に燃える。
18日から来春センバツ出場が懸かる近畿大会が始まる。「なんとか甲子園にいきたいという気持ちでやってくれている」と西谷浩一監督(56)。今年こそは“西の横綱”としての力を見せつける。





