「早く言えよ、オッサン!と思ってた」10・19の第1試合で殊勲の決勝打の梨田昌孝氏 代打をなかなか告げてくれない仰木監督への心の声を告白 逆転優勝逃した37年前の激闘に感慨

 週刊ベースボール創刊4000号記念企画トークショーを行った梨田昌孝氏(左)と西村徳文氏
 週刊ベースボール創刊4000号記念企画トークショーに出演した西村徳文氏(右)と梨田昌孝氏
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 元近鉄捕手の梨田昌孝氏(72)が9日、元ロッテ内野手の西村徳文氏(65)とともに都内で「週刊ベースボール 創刊4000号記念企画トークショー」に出席し、球史に残る「10・19の真実」をテーマに存分に語り合った。

 近鉄が逆転優勝するには、連勝するしかなかった1988年の10月19日の川崎球場での伝説のWヘッダーで、近鉄は第1試合は勝利したものの、第2試合を引き分け優勝を逃した。

 この日を最後に現役生活にピリオドを打った梨田氏は会場を見渡し「35歳で引退しましたが、あれから、それ以上の時が経った。近鉄のユニホームを着ている人もいらっしゃって感慨深い」と37年前を懐かしんだ。

 第1試合は、八回終了時点で3-3の同点。延長はなく、近鉄が勝ち越さなければ西武の優勝が決まってしまう展開だった。追い詰められた状況の九回2死二塁で代打として登場した梨田氏は、コールが告げられるまでの心の内を回想。

 「仰木さんがなかなか代打を告げないんですよ。残りのメンバーを見ても自分しかいないのに。『長いな~、早く言えよ、オッサン』と思ってた」と振り返った。

 ただ、時間があったことで冷静になったという。

 「小学時代からのこと、昔のことを思い出して。ファーストストライクから振ろうと思って。引き分けはダメだし、原点は振ることだから。それと牛島くんと仮装大会で夫婦役をやったことも思い出しましたね」と笑わせた。

 仰木監督に待たされて生じた“間”が功を奏したのか、梨田氏はロッテの守護神・牛島の投じた2球目シュートをとらえ中前に落とした。

 「ちょっと甘いところに来て。あそこしか(走者が)かえってこれないところにポトンと落ちた」と二塁走者の鈴木が際どいクロスプレーで生還したシーンを思い起こした。

 「今までガッツポーズを1回もやったことがなかったんですけど、ファンの方が梨田コールをやってくれたので、やってました。2回やりましたね」と両手を挙げて、当時の動きを笑顔で再現し、客席のファンを喜ばせていた。

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