異例 ヤクルト・塩見が「1番・中堅」スタメンも初回守備につかず交代 神宮最終戦で客席にボール投げ入れる

 「ヤクルト-巨人」(28日、神宮球場)

 ヤクルト・塩見泰隆外野手が1番・中堅で先発メンバーに名を連ねた。

 18時のプレーボール5分前、選手紹介のアナウンスとともにグラウンドに姿を見せ、ボールを客席に投げるファンサービス。だが、一回表、守備にはつかず交代。今季の神宮最終戦で、ファンに顔を見せるだけの異例の起用法となった。

 塩見は今年3月のオープン戦で古傷の左膝を負傷。「左前十字靱帯の手術」で昨年に続いて長期離脱となり、リハビリに専念している。

 塩見に代わって1番には並木。一回裏の攻撃ではその並木が登場すると、塩見の打席で応援団が演奏するファンファーレが流れ、球場が大きく沸いた。

 今季、退任する高津監督にとっても神宮の最終戦。引退を表明している川端もベンチメンバーに控えている。

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