中日・中田翔「おかん、ずっとオレの味方でいてくれてありがとう。家族のみんな、ずっとオレを支えてくれました」【引退スピーチ】
「中日2-6ヤクルト」(19日、バンテリンドーム)
中日・中田翔内野手(36)が19日、ヤクルト23回戦(バンテリンドーム)で引退試合に臨み、「4番・一塁」でスタメン出場した。初回の第1打席で空振り三振に倒れ、二回の守備に就き、1死となったところで交代。試合後は引退セレモニーが行われ、大歓声に包まれながら18年間の現役生活に別れを告げた。以下、スピーチ。
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小さい時からプロ野球選手になると夢見てきて、親のサポートもあり、この世界に入ることができました。プロ野球生活18年間で出会った指導者の皆さん、球団関係者やスタッフの皆さん、ファンの皆さん、チームメート、この出会いは僕にとって一生の宝物です。
一つ心残りはドラゴンズの力になれなかったことです。このチームで優勝したかったです。ドラゴンズでの2年間、いろいろな形でもがいてきました。改めて心技体がそろわないと、この世界では活躍できないことが分かりました。今後は今いるメンバーが優勝をファンの皆さんに見せてくれると信じています。
最後にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。おかん、今までいろんなことがあったけど、ずっとオレの味方でいてくれてありがとう。いつも背中を押してもらったのを覚えています。家族のみんな、つらくて心が折れそうな時でも家に帰ると子供たちの笑顔、嫁の優しさに救われました。いままでたくさん気を使わせてしまったと思います。でも、嫌な顔一つせず、ずっとオレを支えてくれました。本当にありがとう。
中田翔、きょうで現役生活が終わります。皆さんのおかげでたくさんの思い出をつくることができました。日本ハム、ジャイアンツ、ドラゴンズでの18年間は本当に幸せでした。今まで本当にありがとうございました。





