巨人・田中将大 引退表明の中日・中田翔との高校時代の因縁シーン語る「だって年下のあいつが先にね」も昔話に笑顔 「お疲れさまでした」とねぎらいも

 「巨人-阪神」(16日、東京ドーム)

 巨人・田中将大投手が、15日に今季限りでの現役引退を表明した中日・中田翔内野手について「お疲れさまでした」とねぎらった。

 互いにプロになってからも好勝負を繰り広げた2人だが、田中が駒大苫小牧2年時の2005年夏の甲子園準決勝で大阪桐蔭1年の中田翔と対決。五回には田中の投じた内角高めのボールをさけた中田がマウンド方向をにらみつけ、田中が「何や、お前」と応じるシーンがあった。

 この日、田中は「だってあれはね、年下のあいつが先にね。そしたら、は?ってなるでしょ」と振り返った。「普通でしょ、高校生で2年生と1年生で投げて。インハイにポンポン投げてああやってなったら、それは、あ?となる。だからって何もないですよ」と笑顔。中田とそんな昔話をしたことは「ないんじゃないですか」と話した。たびたび高校時代のあの場面が話題になることは「ねえ、あんな昔話、今でもちょいちょい出てきますね」と言い「それが聞きたかったんでしょ」と笑った。

 中田については「僕もホームランを何本かいかれてますけど。そこは一番の魅力のバッターだと思うし」と言い、「やっぱ守備も上手やったし、外野を守らせてもそう、ファーストでもそうだし、なかなかいないプレーヤーだったと思う」と評した。

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