プロ注目152キロ左腕、中大・岩城が4回1安打0封 6奪三振の好救援 11球団の前でアピール
「東都大学野球、中大7-2亜大」(17日、ジャイアンツタウンスタジアム)
2回戦3試合が行われ、中大が亜大に連勝で勝ち点1を獲得した。プロ注目の最速152キロ左腕・岩城颯空(はくあ)投手(4年・富山商)が4回1安打無失点、6三振と好救援。11球団のスカウトの前でアピールした。史上3校目の6連覇を狙う青学大は国学院大に、3季ぶり1部復帰の駒大は東洋大に、いずれも連勝で勝ち点1を挙げた。
スタンドからバースデーソングが贈られる中、マウンドに上がった。「経験できないことだと思うので新鮮でした」。岩城が22歳の誕生日を迎え、自らの好投で祝福だ。
「流れを持ってくる投球をしたいと思っていた」と同点の六回に登板すると、先頭から2者連続三振を奪い三者凡退に。言葉通りに流れを呼び、チームは直後の七回に勝ち越し。自己最速タイ152キロを記録するなど力強い直球を主体に4回を無失点に封じ、リーグ戦通算9勝目を挙げた。
不調時にトレーニングなどで「体幹を見直した」ことが奏功し「8月に手応えがあった」と直球に自信を深めた。「チームメートや清水監督が『おまえの球は打たれないよ』と声をかけてくださる」と周囲にも感謝。「個人的にはプロに行くのが目標。そのためにも優勝したい」。連投で導いた“開幕勝ち点”から、ラストシーズンを駆け抜ける。





