阪神スカウト熱視線!今秋ドラフト候補に東海大・大塚瑠晏 重要度高い左打ちショート 大学日本代表選出の逸材

 阪神がドラフト候補として注目する東海大・大塚
 東海大・大塚瑠晏
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 阪神が今秋ドラフトに向けて、東海大・大塚瑠晏(るあん)内野手(4年)をリストアップしていることが23日、分かった。15日に幕を閉じた全日本大学野球選手権では、ドラフト1位候補の創価大・立石正広内野手(4年)が初戦で姿を消す中、2本塁打を放つなど猛アピールした。大学日本代表にも選ばれている逸材に、虎スカウトは熱視線を送っていく。

 交流戦のさなか、虎のスカウト陣はドラフト候補の大学生に熱視線を送っていた。ある球団スカウトは「いい選手が多かった印象」と全日本大学野球選手権を振り返る。中でも評価を上げたのは東海大の大塚だ。

 9日の青森大戦では右翼席への先制2ランを含む3安打の大暴れ。2度の二盗に加えて、遊撃の守備でも軽快な動きを見せた。視察した阪神・平塚スカウトは「対応力もあって打席の内容もいい。(守備は)1歩目の速さ、正確さ、身のこなしもいい」と高評価を口にした。

 14日の福井工大戦でも右翼席へ2号。チームが敗れ涙を流したが、同大会では4試合で16打数8安打、打率・500とアピールした。日米大学野球選手権大会に出場する侍ジャパン大学日本代表にも選出。阪神と縁もあり、森下は東海大相模の先輩にあたる。

 虎の遊撃は数少ないレギュラー固定できていないポジションだ。開幕スタメンをつかんだ木浪は2軍再調整中。現在は小幡が正遊撃手として起用されているが、5月には左下肢の軽度の筋挫傷により、1カ月弱の離脱を余儀なくされた。

 近年では戸井(22年度5位)、山田(23年度3位)、百崎(同4位)、佐野(24年度5位)ら、遊撃手を積極的に指名してきた。ただ、左打ちの内野手の支配下指名は20年度1位の佐藤輝、同6位の中野、同7位の高寺を最後に遠ざかっている。チームには各ポジションのバランスを重視する方針があり、今秋は左の即戦力内野手を指名する可能性は十分ある。

 同大会では、ドラフト1位候補の創価大・立石が初戦で姿を消す中、東北福祉大の桜井頼之介投手(4年)、中京大の秋山俊外野手(4年)らも評価を上げた。常勝軍団へ、中長期的な戦力の充実は欠かせない。ドラフト会議まで約4カ月。チームの補強ポイントを絞り、有望株の成長をチェックしていく。

 ◇大塚 瑠晏(おおつか・るあん) 2003年10月26日生まれ。21歳。栃木市出身。170センチ、74キロ。右投げ左打ち、内野手。栃木南小1年からあわのスポーツで野球を始め、栃木南中時代は小山ボーイズでプレー。東海大相模では1年夏からベンチ入りし、2年秋からレギュラー。東海大では2年春からベンチ入り。リーグ通算3本塁打。

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