2025.09.08

ＤｅＮＡ・藤浪　古巣Ｖ「ゲーム差を見ての通り、抜けていましたよね」　日本復帰２勝目逃すも６回２／３を２失点

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　「ＤｅＮＡ３－２ヤクルト」（７日、横浜スタジアム）

　勝ち星こそつかなかったが、ＤｅＮＡ・藤浪の力投が光った。６回２／３を４安打２失点、３四球。相手は右打者６人が名を連ねる打線だったが、そんなことは些細な問題だと言わんばかりの投球だった。

　打者の左右に関係なく、ストライクゾーンに投げ込むことだけを考えアウトを重ねた。「ゾーンでどんどん勝負していけば、そう簡単に打たれない」。七回、２死二塁から中村に対し内角への抜け球が２球続き、四球を与えたところで交代。「力んでしまった。あの回を完了して、もう１イニング投げて…。貢献できるチャンスだった」。悔しさをにじませる姿すらまぶしかった。

　古巣・阪神がリーグ優勝を決め「僕はシーズン途中からでしたけど、ゲーム差を見ての通り、抜けていましたよね」と藤浪。今後は１つでも上の順位を目指すが「少しでも長いイニングを投げてゲームをつくって貢献していきたい」と心意気を口にした。