阪神・藤川監督が明かした「監督業」の難しさ「選手との距離感」「OBの皆様、先輩から距離をおいて立ち続けた」

 「阪神2-0広島」(7日、甲子園球場)

 阪神が2年ぶり7度目のリーグ優勝。1990年巨人の「9・8」を上回り、NPB史上最速Vとなった。

 藤川球児監督が就任1年目で、歴史的Vへ導いた。ナインの手で5度宙に舞うと、場内からは球児コールも巻き起こった。他球団を寄せつけず、一気に頂点へ駆け上がった。

 球団創設90年で、新人監督として初めての優勝。藤川監督は優勝インタビューで監督業の難しさについて質問されると、「現役をともにした選手がいて、時に選手の時の気持ちに戻りそうになる。そこをグッとこらえて務めていた。選手たちに助けられました」と明かした。

 注目度の大きい阪神の監督。「難しさは選手との距離感。そしてOBの皆様、お世話になってきた先輩から距離をおいてグラウンドに没頭する形で立ち続けた。またいつか、先輩方に戦うためだったので、とお許し願いたい」と、お立ち台から頭を下げた。

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